【貿易収支】

貿易収支とは、その国の輸出額と輸入額を総計したものです。
いわば、その年にどれだけのモノが輸出され、輸入されたかを示す値です。
貿易収支が赤字なら、輸入額が輸出額を上回っているということ。黒字なら、輸出額が輸入額より多いということになります。
貿易収支の発表時期は国によって違いますが、基本的には政府から毎月発表されます。
たとえばアメリカの貿易収支が赤だと、アメリカに入っていくモノより出ていくモノの方が多いと判断されて、経済への信用が薄れます。
すると投資家たちはドルを売り始め、結果としてドルのレートは下落。ドル安につながります。
よって、貿易収支が赤字の国の通貨はレートが下がり、貿易収支が黒字の国の通貨はレートが上がる、というのが一般的な傾向となります。
実際にはそこまで単純ではなく、もっと複雑な変動のしかたをするのですが。
また、実はGDPと貿易収支の関係もちょっと複雑です。
GDPが上昇するとレートも上昇する、と先ほど話しましたが、実は貿易収支のおかげで逆になるパターンもあります。
GDPが上昇したということは景気が良くなったということ。国によってはそのため輸入産業がぐんと増える場合があります。そうなると貿易収支が赤字になるので、結果として通貨のレートが下がることになるのです。
必ずこのような動きが起こるとは限らないのですが、覚えておくと便利です。



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