【「ファンダメンタル分析」で相場の動きを予測する】
GDPとは、「国民総生産」のことです。
一言で言ってしまえば、ある国の国民が一年間で生み出した富を合計した金額。その国でどれだけ物が買われたか、企業がどのくらい利益活動をしたか、政府がどのくらいお金を動かしたか。それらを合計した値です。
基本的には各国の政府から毎月発表されます。
GDPは、その国の経済成長をはかるもっとも代表的な数値になります。
今年のGDPが去年に比べて大きく伸びた。ということは、その国では去年に比べてより活発に経済活動が行われた、ということですから、大きく経済が成長しているのです。
経済が成長すると、その国の通貨は信用が急激に増すので、たくさん買われることになります。投資家たちが手持ちの通貨をその国の通貨に換金しようとするので、通貨の価値も高まります。
なので、GDPの成長率が高い国の通貨は、傾向としてレートが上昇トレンドになるのです。
(ただし、これはあくまで「傾向」なので、他の要因によってレートが上下することはままあります)
ひとつ注意しなければならないのは、GDPが「名目GDP」と「実質GDP」に分かれること。
財務価値を合計しただけならば、それは名目GDPにすぎません。名目GDPから物価変動の影響を取り除くと、実質GDPがわかります。
もし名目GDPが上がっても、同時に物価が上がっていれば、実質的に生産された富は変わらないかもしれません。そこから物価変動の影響を取り除いてはじめて、ほんとうに生産された富の量がわかるのです。
この「ほんとうに生産された富の量」が実質GDPです。
なので一般的には、名目GDPより実質GDPの方が、その国の経済状況をより正確に反映しているとされます。
GDPを為替相場の変動予想に利用するときは、それが名目GDPか実質GDPかに注意しましょう。
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